危険物倉庫なら築港 | お客様の声 | 株式会社野村事務所 様危険物倉庫なら築港 | お客様の声 | 野村事務所 様

株式会社野村事務所 様

2013年に創業80周年を迎えられた野村事務所様。
築港はそのうち約60年間をともに歩み、お手伝いさせていただきました。
「築港のような信頼できるパートナーなしには、我々のビジネスは成り立ちません」 と厚い信頼をお寄せいただいています。

株式会社野村事務所 代表取締役社長 野村生次様(写真左)と株式会社築港 代表取締役社長 瀬戸口仁三郎(写真右)

野村事務所様と築港との取引はいつ始まったのでしょうか?

野 村:

弊社は石油精製用触媒や特殊化学製品を輸入販売する商社で、約40社の海外メーカーの代理店を務めています。中でも他社があまり扱わずユニークで付加価値の高い商品を強みとしていますが、こうした製品は総じて危険物で取り扱いが難しいものがほとんど。築港さんにはこうした特殊な製品の輸入通関から保管、物流までをお願いしています。

瀬戸口:

野村事務所さんは水にふれると発火する禁水性物質も手掛けられていますね。こうした製品は水分の管理が難しく特殊な取り扱いが必要なため、弊社倉庫を改修してお預かりさせていただいたこともありました。

株式会社野村事務所 代表取締役社長 野村生次 様

野 村:

わが社の主力製品のひとつで昔は茨城の倉庫で保管をしていたのですが、阪神淡路大震災を契機に、東日本と西日本で分けて保管したいと考えました。
弊社のお客様は全国にいらっしゃいますが、災害が起きると東西間の物流がたちまち分断されてストップしてしまう可能性があったからです。
ところが、このような特殊な製品を安全に、しかも全国で扱える業者さんは国内にはほとんどないことがわかりました。
やっぱりここは築港さんにお願いするしかないと、無理を申し上げた次第です。

株式会社築港 代表取締役社長 瀬戸口仁三郎

瀬戸口:

当時は弊社の倉庫でもすぐに受け入れられる態勢がありませんでしたが、長くお付き合いいただいている野村事務所さんのたってのご希望ですから、なんとしても対応させていただかなければなりません。軒を切って屋根を下げ、当時の消防法でこの製品に対応できる倉庫に改築し、無事お預かりすることができました。

野 村:

まずは神戸のカルモ倉庫でお預かりいただき、引き続いて横浜でも拠点を設けていただきましたね。弊社の念願だった東西での拠点づくりが実現できたおかげで、東日本大震災の際もお客様に製品を届けることができました。日本は災害の多い国ですから、全国の港に保管倉庫のネットワークを持っている築港さんは実に頼りになるパートナーだと改めて実感しています。

現在こうした危険物製品の貿易はどのような状況に置かれているのでしょうか。

株式会社野村事務所 代表取締役社長 野村生次 様

野 村:

東日本大震災後の産業界では、原料の供給元を複数に分散する動きが広がりました。
それまでは国内業者1社と取引していた企業でも、海外企業も含めて調達先を増やしています。
われわれ商社にとっては追い風ですが、どうしても規模の小さい取引が増えることになります。築港さんにとっては、ビジネスが複雑になって大変かもしれませね。

瀬戸口:

確かに、近年は取り扱う商品が少量多品種化する傾向が顕著です。国内業者同士の取引であれば弊社がかかわることが少ないのですが、海外から港湾を通して調達するとなると弊社の出番となり、取り扱う案件も品目も増えています。以前なら取扱い品目数を1000品目だとか2000品目などとPRしていましたが、今はもうとてもじゃないが数えきれなくなってしまいました。加えて、ロットごとの保管や出荷を求められたり、途中で詰め替えしたり、ヒーティングと言って温めて溶かしてから届けるといった加工が必要な案件も増えています。

野 村:

ニーズの多様化に加え、消防法や毒劇物法などの改正も頻繁なので、対応するのも大変でしょう。

株式会社築港 代表取締役社長 瀬戸口仁三郎

瀬戸口:

おっしゃる通りです。品質管理やコンプライアンスに関しても、より厳しい対応が求められるようになっています。スタッフだけでなく協力会社様と一緒に、必死でキャッチアップしていますよ。

少子高齢化で日本のマーケットは縮小傾向にあるといわれます。

株式会社野村事務所 代表取締役社長 野村生次 様

野 村:

私たちのメインのお客様である石油業界やエネルギー業界、化学品業界でも、海外市場に活路を求める動きが活発化しています。
こうしたお客様のニーズにこたえるために、弊社もアジアを中心とした海外展開に力を入れていくつもりです。
すでに中国とタイに拠点を持っていますが、2013年にタイで新たに2社、2014年にはベトナムでも1社子会社を設立しました。中国でのビジネスについては、上海に拠点をお持ちの築港さんにご協力いただいています。

瀬戸口:

弊社では戦前にも上海に支店を持っていました。中国でのビジネスは一筋縄ではいきませんね。

野 村:

まったくです。法律が朝令暮改で変わることも多く、昨日まで一般の貨物だったものがある日突然危険物として扱わなければならないといったこともありますね。

瀬戸口:

海外には日本と異なる事情があるので対応は大変ですが、日本が生き残っていくためにはそうも言ってはいられません。わが国は素材を輸入し、加工して輸出するというスタイルで経済発展を遂げてきましたが、こうしたビジネスモデルは崩壊しつつあります。弊社が扱う案件も20年ぐらい前は輸出が7割近くを占めていましたが、今はその比率が逆転しており、日本の貿易国としての在り方が変わろうとしているのを実感しています。

野 村:

弊社の主なお客様である化学品メーカーも、規模の大きい生産は海外に移転し、国内では付加価値の高い製造に集中していかないと生き残れなくなっています。材料供給先を海外に求める動きに円高が拍車をかけ、輸入が一気に増えましたが、アベノミクス以降の円安局面でもその勢いは止まる様子がありません。

株式会社築港 代表取締役社長 瀬戸口仁三郎

瀬戸口:

調達先の多様化とニーズに応じた材料の供給は、日本の生き残りだけでなく危機管理の面からも重要で、野村事務所様が果たす役割はますます大きくなっていますね。日本のエネルギー産業を支える素晴らしい会社に成長され、創業者の野村駿吉さんも草葉の陰でさぞかしお喜びなのではないでしょうか。

野 村:

恐れ入ります、そうだといいのですが。

瀬戸口:

戦前から原油や潤滑油の輸入を始めた野村駿吉さんは、戦後もGHQと日本の石油会社との橋渡し役として日本の復興を支え、日米のゴルフ交流にも貢献された方として知られていますね。先代である私の祖父も大変お世話になり、尊敬申し上げていたと聞いています。

野 村:

おかげさまで弊社は2013年に創業80年を迎えました。築港さんには、そのうち60年近くにわたって共に歩んでいただきましたね。私個人も、営業マン時代は築港さんの担当者に保管や積み込みの現場を見せてもらったり、さまざまな相談に乗ってもらいながら育てていただきました。
事故を起こさず安全に製品をお届けするには、危険な貨物も安心してお任せできる築港さんのようなパートナーが不可欠の存在です。今後はこれまで以上に無理をお願いするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

瀬戸口:

私は父を早くに亡くしたこともあり、小さいころから大変なおじいちゃん子でしてね。祖父の大切なお客様である野村事務所さんですから、何があろうと全力でお力になりたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

株式会社野村事務所
1933年、野村駿吉、岩本勇が合資会社として野村事務所を設立。米国より原油、重油、航空ガソリン、潤滑油の輸入販売を開始。1964年株式会社に改組。現在は石油精製品及び特殊化学薬品を多数取り扱っている。
http://www.nomjim.co.jp/
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